何歳まで大丈夫?


記事を書いている私は46才から始めました。
率直な感想を言うと、ボルダリングは40代、50代、60代、そして70代からでも何歳からでも始められるスポーツだと思います。
ボルダリングは、基本的に自分との戦いの要素が強いです。パンダBOXは、登るコースが3才の子供からでも登れるような簡単なコースから細かく難易度が分かれているので、シニアの方でも身近な目標を設定しやすく徐々に自分のペースでグレードを上げていけます。
私はボルダリングを始める前、筋力、特に握力などの腕の力が大事だと思っていましたが、始めて数回続けていくうちに、身体の使い方やバランス感覚、重心移動など、あまり筋力と関係ない部分が大事なことに気付きました。例えば、この課題は絶対にできないと思っていても、上級者のアドバイスで動き方を少し工夫するだけですぐに登れてしまうことがよくありました。歳を取っても、そういう自分の潜在能力に対する「新鮮な発見」があることはボルダリングの大きな魅力だと思っています。

知的なゲーム性

ボルダリングのコースは無限にあります。パンダBOXでは定期的に新しいコースが作られ、それを新たに目標に据えて、ゲーム感覚で続けられることができます。単調な動きの繰り返しのスポーツと違い飽きにくいと思います。
身体の使い方、重心の位置、動かす順番、手足の向き、ホールドの使う場所など、ボルダリングは、登るために考えることがたくさんある知的戦略性が高いのも魅力です。
そのため、年齢とともに筋力は衰えていきますが、年々登るグレードを上げていくことができます。つまり、「知的能力」がモノをいうスポーツだと言えます。そういう意味ではゴルフと似ていると思います。

成長を実感できる。

歳の話ばかりで申し訳ないのですが、年齢を重ねると成長を実感できる体験が少なくなってきます。ところがボルダリングは、経験を重ねることで登れるようになったり、一手だけ先に進むことができたり、行く度に「成長体験」ができるところが最大の魅力です。
また、登れるようになるために食事に気を使ったり、柔軟をしたりするようになったりします。目的が運動不足解消とか痩せるためとかではなく、登るためなのでストレスを感じずに頑張れます。

金銭的な負担が少ない

下世話な話で恐縮ですが、何かを始めようとすると必ずお金がかかります。ボルダリングには、クライミングシューズが必要です。少々高価な代物です。しかし、始めはレンタルシューズを使えばいいので安価に始めることができます。少しのめり込んできたらスタッフや上級者などに聞いて自分にあったものを購入するといいと思います。

ロッククライミング体験

最後に、ボルダリングを始めたら絶対に一度はロッククライミングを体験するべきと思います。
私は、初めてロッククライミングに行った時の「感動体験」を今でも昨日のことのように思い出します。ロッククライミングをする方は実際は私より年上の方が多いです。70才近い小柄な女性や歩くのもおぼつかない高齢の方が、私より登る場面に何度も遭遇しました。実際にロッククライミングの場所は知らないだけで身近にたくさんあります。そして、多くのシニアクライマーがいます。
パンダBOXではこれから定期的に外岩ツアーを開催する予定です。室内と違い大自然の中で登るのは本当に感動します。

パンダBOXには、初めての方でも安心して始められる各種トレーニングコースがあります。